船舶の航行モニタリング
NMEA 2000
船内の N2K 幹線に接続し、船速・船首方位・水深・主機回転数を 1 画面に集約。GPS は独立したシリアルポートを使うため、バス負荷の影響を受けません。
- 対地速力(SOG)と対水速力、対地針路と船首方位(コンパス表示、真北をまたいでも連続)
- 水深警報:設定値を下回るとメーター全体が赤くなり、ゆっくり脈動
- 主機回転数、バッテリー電圧と充放電電流、緯度経度
- Signal K へ転送すれば、スマホで本格的な航海計器と海図も
実測 10 項目 · SOG 4.47 kn · COG 47.97° · 水深 9.8 m
回転数 1150 rpm · バッテリー 12.4 V
重機・エンジンのモニタリング
J1939
ディーゼルエンジン、建設機械、発電機に共通する診断プロトコル。冷却水温、油圧、燃料、稼働時間を一度に取得でき、車両群管理と予防保全に適しています。
- エンジン回転数、冷却水・燃料温度、過給圧(ブースト圧)
- 油圧低下や水温上昇は即座に警告色へ切り替え
- 燃料残量と瞬間燃費から、残り稼働時間を推定
- エンジン積算稼働時間を保守スケジュールの根拠に
実測 11 項目 · 回転数 975 rpm · 水温 80 °C · 油圧 260 kPa
燃費 10.85 L/h · 稼働 1234.5 h · バッテリー 24.8 V
農機の作業モニタリング
J1939 / ISOBUS
トラクタのエンジン部分は重機とまったく同じで、そこに農作業ならではの項目が加わります。PTO 信号を検出すると自動で農機レイアウトに切り替わるため、手動選択は不要です。
- PTO(動力取出軸)回転数と油温 —— 作業中の主役なので主メーターに設定
- 車輪速度と対地速度を別々に計測 —— その差がスリップ
- スリップ率:牽引力が土を掘るために失われる割合。15 % を超えると警告
- エンジン稼働時間と燃費を、作業時間管理と合わせて把握
実測 15 項目 · PTO 828 rpm · スリップ 1.13 %
車輪速 8.86 / 対地速 8.76 km/h · 稼働 1234.5 h
ネットワーク出口ノード
VPN / 難読化
通信環境が制限される海域や国境をまたぐ現場で、船上や作業現場のトラフィックを識別されにくいトンネル経由で送出。トンネル断時は経路構成そのもので遮断し、平文へは戻りません。
- AmneziaWG カーネルモードトンネル、パケット特徴を調整可能(Jc / S1 / S2 / H1–H4)
- Hysteria 2 と salamander 難読化の組み合わせは高遅延回線に適合
- ネットワークモードをワンタッチ切替:直結/全 VPN/ホットスポット/ルーター
- fail-closed は経路構成で担保し、ファイアウォール規則だけに頼りません
カーネルモードトンネル 15 Mbps(ユーザーモード実装は 8.4 Mbps)
トンネル断時の実測 パケット漏洩ゼロ
現場運用ターミナル
HDMI / Web
モニターをつなぐだけでダッシュボードになり、ノート PC は不要。作業が必要なときはスマホのブラウザから完全なターミナルが使えるので、シリアルケーブルを探す必要もありません。
- 起動後そのまま全画面メーターへ。ログインもマウス操作も不要
- モニターに出すページはスマホのサイドメニューから遠隔で切替
- Web ターミナルは複数タブに対応し、それぞれ独立
- USB LAN アダプタを挿すだけでアドレス取得と優先度調整を自動実行
画面出力 1280 × 720 @ 60 Hz · GPU アクセラレーション合成
パネル自体は サードパーティ依存ゼロ、Python 標準ライブラリのみ